インプラント 神奈川県 横須賀市 長島デンタルクリニック
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  歯肉炎と歯周炎
治療の流れ 歯周外科手術
 

歯周外科手術について  


比較的軽度の歯周病であれば、毎日の規則正しいブラッシングによって歯垢(プラーク)を除去し、歯や歯の周りを清潔に保ち続ければ治すことは可能です。しかし炎症が歯の付け根から入り込み、歯茎の奥まで進行し歯を支えている骨(歯槽骨)の破壊がひどい場合には、歯周外科手術が必要となります。ブラッシングや歯石を除去するだけでは完全に治すことはできません。

歯周病と聞くと、歯茎から出血していたり、口臭がひどい等の、イメージを想像されると思いますが、ブラッシングを丁寧になさっている方など、歯茎の表面の炎症がコントロールされている場合、健康な歯茎と見分けがつきませんので歯周病になかなか気がつかない場合もあります。

  エムドゲイン
歯周外科手術とは、歯茎の奥にある不良肉芽(骨が解けて、スポンジ状になったものと考えてください)や歯石を除去することにより、歯槽組織を再生させる治療法です。この不良肉芽を除去するだけでも、歯槽組織はある程度再生します。しかし、それだけではどうしても限界があり十分ではありません。そこで、より確実に、また効果的に歯槽組織を再生するためにエムドゲインを使用します。エムドゲインとは、スウェーデンで開発された新しい歯周組織再生誘導体です。幼若ブタの歯胚から作られたもので、タンパク質の一種です。ブタと聞くと心配されるかもしれませんが、2002年までに、世界中で50万症例に用いられましたが、副作用はなく安全性は、確立されています。当医院でもいままでに約140症例行っておりますが、何ら問題は一例もありません。

この手術は、歯茎を切らなければなりません。その理由は、歯茎の奥でどのように歯槽骨が破壊されているかは、治療前のレントゲン検査や歯周ポケット検査では、ある程度の予測はつきますが、正確には解らないからです。ですから歯茎を切ることによって、不良肉芽や歯石をとり残さず除去することができます。取り残すと再発する可能性が高くなります。またこの不良肉芽は歯槽骨にしっかりとついていますので、(浜辺の岩のりがへばり付いているようなものです)1時間半から2時間程度かかります。

 
1.下の前歯の歯茎が、歯周炎(後期)のため歯周外科手術を行ないます。
 
2.歯茎を開いて、歯石や不良肉芽(ふりょうにくげ)を除去します。
 
 
 
3.縫合した状態です。
 
4.手術6ヵ月間、歯肉の治癒を待ってから、被せ物(メタルボンド)を入れました。
 
  GTR(組織再生誘導)
もうひとつの方法がGTR(組織再生誘導)です。この方法は前述したとおり、不良肉芽を除去した後に破壊された歯槽骨の上に、特殊な膜(barrier membrane)を置くことにより、歯周組織を再生させる方法です。この膜は2ヶ月間歯茎の中に入れておくと、破壊された部分に幼弱な歯周組織が出来上がってきます。膜は、吸収性と非吸収性の2種類があり、通常は非吸収性を用いますので、2ヶ月後に歯茎から膜を除去しなければなりません。ですからエムドゲインよりも手術回数が1回多くなるのが欠点です。

さらに歯茎の中に膜を入れますので、エムドゲインと比べ若干広く切開しますので、少し腫れる場合がありますまた、膜を入れている間は歯茎の血行が悪くなりますので歯茎が炎症を起こしやすく、時には2ヶ月よりも早く膜を除去する場合があり、歯周組織の再生量が減少する可能性があります。ただ、エムドゲインと比べ、悪い点ばかりではなく、術者側にとっては膜を除去するとき、直接再生してきた幼弱な歯周組織を確認できるメリットもあります。

  GTRとエムドゲイン
では、GTRとエムドゲインどちらを使用すべきか、臨床データではあまり両者に差は認められておりません。先生によって意見は異なりますが、歯槽骨の破壊された度合や部位、歯茎の厚さ、喫煙の有無などさまざまな要因が複雑に絡みますが、当医院では、今は圧倒的にエムドゲインを使用しています。

しかし、どなたでもすぐに治療が行えるとはかぎりません。たとえばおなかを切るときは手術の前にしっかりとその場所を消毒するように、お口の中はしっかりとご自身で、ブラッシングができて清潔でないとせっかく手術を行ってもいい結果が出ません。当医院では、ブラッシングができるよう歯磨きについて説明させていただいた後、歯周外科手術を行っています。

  歯周外科手術は嫌だという方へ
しかし患者様のなかには、手術の必要性はご理解していただいても、どうしても歯周外科手術は嫌だという方がいらっしゃいます。それは無理もないと思います。今まで歯を削ったり、神経をとったりあるいは歯を抜いたりは経験されていますが、歯茎を切るということにためらうのは当然です。

患者様の状態によって異なりますが、 常にお口の清掃状態をきれいに保ち続ければ、歯の寿命を長持ちさせることは可能です。ですから歯周外科手術は嫌だという患者様には十分お話させていただいて、先ほどご説明したとおり、完全に治すことはできませんが、手術を受けられた方と同様に定期検査を行なっています。
 
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